TOEICリーディング PART 5

PART 5

PART 5 の問題は、101番から130番までの30問、すべて4択です。各設問の文は短いものばかりで、長くても 20 ワード程度です。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集1~10を参照すると、 PART 5 の問題にはいくつかのパターンがあることが分かります。実際に受験する際の問題も同様です。

それらの問題パターンを次の表にまとめます。

 1.品詞問題(派生語・関連語の品詞選択)
概 要 選択肢に品詞の異なる派生語・関連語(例えば、名詞、動詞、形容詞、副詞)が並んでいて、その中から空欄に適切な品詞の単語を選択する問題
備 考 ・空欄に入る単語の品詞が前後の文から分かれば、全体を通読する必要はなく、直ちに正解を選択することができます。
・英文法をある程度理解しているか、読解する力があるかを試されている問題と言えます。
・このパターンの問題は30問中5問以上あります。1問10秒以内、全問正解は必須と思います。
 2.語彙問題(特定品詞の単語選択)
概 要 選択肢に同じ品詞の単語を並べて、その中から空欄に適切な単語を選択する問題
備 考 ・選択肢に並んでいる単語の意味さえ分かれば、前後関係から直ちに正解に辿り着けます。語彙力が重要である所以です。
・品詞としては、名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞、疑問詞・関係詞と一通り網羅されています。
・問題数は、名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞は同程度、接続詞は少し少なく、代名詞、疑問詞・関係詞は僅かです。
 3.文法問題(特定品詞の活用形選択)
概 要 このタイプの問題は、代名詞、動詞、形容詞の3つの品詞に分類されます。
①代名詞:1つの代名詞の活用形が選択肢に並んでいて(例えば、主格、目的格、所有格、再帰代名詞)、その中から空欄に適切な単語を選択する問題
②動詞:1つの動詞の活用形が選択肢に並んでいて(例えば、原形、三単現、現在分詞、過去分詞)、その中から空欄に適切な単語を選択する問題
③形容詞:1つの形容詞の活用形が並んでいて(例えば、原形、比較級、最上級、派生語の副詞)、その中から空欄に適切な単語を選択する問題
備 考 ・選択肢の中に別の品詞の単語が1つ紛れ込むことがあり、さらに、紛れ込んだ品詞が正解の場合もあります。
・問題数は動詞が最も多く、次に代名詞、形容詞はほんの僅かです。
 その他
備 考 ・上記の範疇に入らないもの。例えば、選択肢に相互の関連がない、選択肢が2語以上など
・問題数は僅かです。

具体的な問題パターンについては こちら を参照してください。


受験戦術・戦略


■ 設問の1から順番に解答して構わない。
■ 各設問が上記の問題パターン1~4のどれに該当するかを迅速に判断する。
■ 問題パターンが判断できたならば、次のように対応する。

1.品詞問題空欄にどの品詞が入るかを確認し、その品詞の単語を選択する。
2.語彙問題文の内容から空欄に適切な単語を選択する。
3.文法問題文の内容から文法的(時制、態など)に相応しい単語を選択する。
4.その他上記のパターンにあてはまらないため、個々の問題に応じて対処する必要がある。
PART 5
シェアする
kiara007をフォローする
TOEICリーディングへの道

コメント